
天智天皇『秋の田の…』をやさしく解説
目次
1. 歌と読み
秋の田の/かりほの庵(いほ)の/苫(とま)をあらみ
わが衣手(ころもで)は/露にぬれつつ
— 天智天皇
現代仮名遣い: あきのたの かりほのいほの とまをあらみ/わがころもでは つゆにぬれつつ
2. 意味(やさしく)
秋の田んぼの脇にある仮小屋は、屋根の苫(草ぶき)が荒く編まれていて、隙間から夜露が入ってくる。私の袖は露でしっとり濡れてしまうよ、という情景の歌です。
3. ポイント
- 視覚・触覚まで伝わる情景描写が魅力。静かな夜の空気感が伝わります。
- 「つつ」で動作の継続(ぬれつつ=ずっと濡れ続けるニュアンス)。
- 競技かるたの決まり字は「秋の…」で一発です(冒頭なので取りやすい)。
4. 覚え方のコツ
- 冒頭「秋の田の」で“秋”と“田”のセットを強く記憶。
- 画像イメージで定着:稲穂・草屋根・朝露の三点セットを思い浮かべる。
5. 一言メモ
百人一首の一番歌として、かるたの導入にも最適。落ち着いた情景を声に出して読むと、リズムが覚えやすいです。